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無事終了

以前,手痛いミスを発見した相続関係事件

その後,不足書類を取得し,文献を更に調査し,相続関係説明図を作成し直し,

『もう,ここまでやれば,何とかなるだろ!エイっ!!』

と申請しました。

まぁ気合を入れて通るっていうんなら,滝に打たれたっていいんですが…。

数日後,法務局から電話

…ダメか…

と思ったら,

調査に時間を要しますとのこと…あせったぁ。

で,待つことまた数日…。

登記完了の連絡!!

よかったぁ

ホッとしました。

相続人100人とか200人とか,膨大な相続登記を処理した先輩司法書士(いるんですよねえ,こんなスゴいことやる先輩が。こういう作業は司法書士しかやらない,できない,と思うのは,私だけか?)に比べたら「屁」のようなもんですが…,

相続人及び相続原因(旧法,新法のいずれが適用されるのか)の認定は,とてもシンドい作業でした。

被相続人は4代さかのぼり,相続人は22人。

相続原因は,

昭和×年×月×日A相続

昭和○年○月○日B相続

昭和□年□月□日C家督相続

昭和△年△月△日相続

戸籍を集め,菩提寺にいって過去帳を確認し,これ以上は手に負えず弁護士に依頼し,提訴後にある被告が死亡していたことが分かり,判決理由の記載にも要望を出し…,それでも「ゾッ」とするような手痛いミスに気づき…

『最後まで付き合ってよ。』

と言われた依頼者に応えることができて,

いまは本当にホッとしている。

多くの教訓を得た今回の事件,

いろいろな意味で,今後の執務に役立てて行きたい。

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